セクゾから改名した「timelesz(タイムレス)」新メンバーオーディションにファン拒絶のナゼ

旧ジャニーズ事務所(C)日刊ゲンダイ

「Sexy Zone」が1日、新グループ名「timelesz(タイムレス)」に改名し、事務所史上初となる、新メンバーを決めるオーディションの開催を発表した。これに一部のファンから強い拒否反応が示されている。

新メンバーオーディションは、改名と中島健人(30)が3月31日に脱退したことを契機に、さらなる飛躍をするためには大改革が必要だと、菊池風磨(29)が最初にメンバーに提案し、3人でこの決断をしたという。

3人は前向き、かつ熱い想いを公式YouTubeチャンネルの配信で述べていたが、それでもSexy Zone時代から長年応援し続けてきたファンにとっては晴天の霹靂だったようで、《ごめんむり》《3人がよかった…》とコメント欄は大荒れとなった。

メンバーたちもファンからの拒絶反応が出ることは覚悟の上だったようで、特に提案した菊池は2日、インスタグラムのストーリーの「質問箱」機能を使い、ファンからの質問を募集。厳しい質問に対しても、《ただ、オーディション番組として、ドキュメンタリーで追うことによって、彼らの志と想いが伝わればと思います。そんな志と想いを強く持った仲間を探しています。認めてもらうことは甘くないことは百も承知で、認めてもらう努力を私もしていきます》と真摯に回答し、グループの飛躍に対する本気さを伺わせた。

■Snow Manの新メンバー加入時もファンが拒絶反応

「新メンバーを募集するオーディション番組を開催する意向もすでに示されていますが、『Nizi Project』『THE FIREST』などのオーディション番組は、日本テレビ系『スッキリ』でも放送され、そこから誕生したNiziUやBE:FIRSTは、紅白に出場するほど人気のグループへと成長しています。オーディション番組は話題性を作りやすく、また選ぶ側、選ばれる側両者の本気を画面越しのファンにも伝えることができるいい案だと思います」(音楽業界関係者)

旧ジャニーズ歴代最年少グループとしてデビューしたSexy Zoneだが、メンバーそれぞれのポテンシャルは高いものの、なぜかずっと爆発的に売れそうで売れない"不遇のグループ"という印象もある。それでもめげずに応援してきたファンにとっては、やはりすぐには受け入れられないだろう。

「今や旧ジャニーズで最もCDが売れるグループとなったSnow Manは、19年にラウールさん、向井康二さん、目黒蓮さんが新メンバーとして加入しましたが、その際も古くから応援していたファンからは拒絶反応が起こりました。当時は、3人に心ないバッシングが相次ぎ、ポスターの新メンバーの顔にバツマークの傷がつけられたことも。新メンバーが加入していなければここまでの躍進は正直厳しかったと思いますし、たとえ古参ファンを捨てる結果になっても、新たな挑戦をする姿勢は良いことだと、Snow Manの成功例もあり、timeleszの決断に理解を示す声も上がっています」(アイドル誌編集関係者)

自分たちが愛したものをずっと守り続けたいという思いの強さが、今までのSexy Zoneを支えてきたのは確かだろう。timeleszの躍進や、進化のための挑戦を、古参ファンが心の底から応援できる日は来るのだろうか?

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