大谷翔平、今季も偉業ラッシュか 4月中に松井秀喜HR超え&日米通算1000安打も

今季1号を放ったドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

日本人歴代最多175本塁打にあと3本、日米通算1000安打も残り13に

ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)から敵地・カブス3連戦に臨む。3日(同4日)の本拠地・ジャイアンツ戦では7回に移籍後初本塁打となる右中間1号ソロ。開幕9試合、41打席目で待望の一発が生まれた。移籍1年目の今季中に達成が期待される記録がたくさんある。

まずは松井秀喜の持つ日本人歴代最多175本塁打の更新だろう。昨季はリーグ最多44本塁打を放ち、ここまで日本人歴代2位の172本塁打をマーク。あと3本に迫り、こちらはシーズン序盤での記録更新が期待できそうだ。さらに、メジャー通算200本塁打、日米通算250本塁打(NPB通算48本塁打)の到達にも期待がかかる。

通算安打数でも節目の記録に近づいている。3日(同4日)の本拠地・ジャイアンツ戦では3回に一塁内野安打を放ち、メジャー通算691安打に。日米通算1000安打(NPB296安打)へも、あと13安打に迫った。なお、通算安打数では現在、日本人歴代4位。3位・青木宣親(現ヤクルト)の774安打に今季中に到達する可能性も十分ありそうだ。

ここまで打点ではメジャー通算440打点。日本選手ではイチロー(780打点)、松井秀喜(760打点)に次いで3人目の500打点達成が期待される。また、メジャー通算87盗塁で、イチロー(509盗塁)、松井稼頭央(102盗塁)に次いで日本選手3人目の100盗塁に届く可能性もある。

昨年9月に右肘手術を受け、今季は打者に専念するシーズン。ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンらと強力打線を形成する中、どこまで数字を伸ばすのだろうか。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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