松村謙三の功績伝える紙芝居作成 富山県南砺市の小中学校・保育園に配布

松村謙三の功績を伝える紙芝居

 松村謙三顕彰会は、富山県南砺市福光地域出身の政治家、松村謙三の功績を伝える紙芝居を100部作った。市内の小中学校や保育園など79カ所に配る。田中市長が会見で発表した。

 2022年度に作った「松村謙三マンガ本」を基に、同市の漫画家、森みちこさんが絵や物語の構成を担った。幼児や小学校低学年にも分かりやすく伝えようと、紙芝居のスタイルを採用した。

 幼少期のエピソードをはじめ、農地改革や砺波地域を干ばつから救った刀利ダム建設、日中国交正常化に尽くした足跡などを、全3巻(各12枚構成)にまとめた。元福岡町長の石澤義文氏の寄付金と市の助成金を活用した。

 田中市長は「清廉潔白な政治家であり、日中友好の架け橋になった古里の偉人。子どもたちに引き継いでいきたい」と語った。

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