“スガコバ”コンビで657日ぶり勝利!連敗止めた菅野&小林に坂口智隆氏「テンポもあってるのかなっていう感じはした」と相性の良さに注目

◆ 「息のあった配球ができていた」

中日に連敗していた巨人だが、この日は序盤の2得点を守り切り2-0で快勝。特に今季初先発した菅野智之と女房役の小林誠司のコンビが光った。

初回先頭に四球を与えるスタートとなったが、落ち着いて後続を断ち切ると、3回までノーヒットピッチングを披露。その後はランナーを出しながらも3イニング連続で併殺網にかける投球術を見せ、中日打線を翻弄した。菅野は7回終わって90球、無失点で後輩にマウンドを託すと、中川皓太と大勢が期待通りパーフェクトに抑え、今シーズン初登板で勝ち星を手にした。

4日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた野村弘樹氏は「キャンプでも少し話していて、表情見ても非常にコンディションも良さそうでしたし、今年はやりますということで、非常に期待してた中での今日、今シーズン初登板ですよね。非常にいいスタート切れたと思います」と宣言通りのピッチングを評価した。

続けて「小林とのこの呼吸ですよね」と17年に最優秀バッテリー賞に輝いた元相棒の小林誠司との相性に注目。解説として出演した齊藤明雄氏は「久々のコンビだと思うんですけれども、首を振っているシーンがあまりなかったんですよ。それだけ小林と息のあった配球ができたんじゃないかなと思います。自分が投げたい球をちゃんと要求してくれて、そこに菅野がコントロールできたんじゃないかなと思います」と意思疎通と信頼関係の成せる技だと分析した。

もう一人の解説者・坂口智隆氏も「テンポもあってるのかなっていう感じはしましたよね。そして菅野投手スライダー、カットボールっていう1番いい球を引き出しながら、うまく小林捕手が引っ張って行ったのかなって思いますね。見ていてントントントン、スイスイ投げてるような感じがしたので、良かったと思いますね」と齋藤氏と同様の見立てをしていた。

阿部政権になって久々の黄金バッテリー復活で結果を残した"スガコバ”コンビ。次の起用法にも注目していきたい。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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