完全新作『ウルトラマンアーク』2024年夏にTV放送決定 辻本貴則が初のメイン監督に

特撮ドラマ「ウルトラマン」シリーズの完全新作『ウルトラマンアーク』が、7月6日(土)朝9時からテレビ東京系6局で放送開始する。

主人公・飛世(ひぜ)ユウマを演じるのは、ソニー・ミュージックアーティスツ所属の俳優・戸塚有輝さん。

『ウルトラマンX』(2015年)以降、「ウルトラマン」シリーズの各話に監督として参加してきた辻本貴則さんが、初のメイン監督をつとめる。

シリーズ構成・メイン脚本は、前作『ウルトラマンブレーザー』まで毎年、辻本貴則監督とタッグを組んできた継田淳さんが担当する。

完全新作TVシリーズ『ウルトラマンアーク』とは?

はるか彼方の銀河系から地球へ降り立った光の使者・ルティオンが、豊かな“想像の力”を持つ主人公・飛世ユウマと一体化。

飛世ユウマは、光の使者の力を宿した六面体・アークキューブを、変身アイテム・アークアライザーに装填することでその力を開放。

新ウルトラヒーロー・ウルトラマンアークの巨大な姿となり、迫り来る危機から人々と地球の未来を守る。

【『ウルトラマンアーク』あらすじ】

とある町、星元市。

市内の獅子尾山には、異彩を放つ巨大な物体がそびえ立っている。「モノホーン」と名付けられたそれは、実は、16年前の事件当時から突き刺さったままの「怪獣の角」だった。

世界各地で怪獣が同時に出現した「K-DAY」と呼ばれるその事件以降、怪獣災害が日常化し、日本では地球防衛隊が武力で怪獣への対処を行う一方、怪獣防災科学調査所・通称「SKIP(スキップ/Scientific Kaiju Investigation and Prevention center)」は、怪獣災害の発生・甚大化を防ぐため、地域に密着して科学調査や避難誘導を行っている。この「SKIP」が今も調査を続けている「モノホーン」は、「K-DAY」で出現した宇宙獣・モノゲロスの角。

獅子尾山で両親とキャンプ中にモノゲロスの襲来に出くわした当時7歳だった「ユウマ」は、奇跡的に無傷で生還したのを機に怪獣生物学研究の道に進む。辛い過去を持ちながら夢見る「想像の力」をなくさずに成長を遂げたユウマは新人調査員として「SKIP」への入所が決まり、星元市分所へと配属された。

だがそんな矢先、星元市に大規模な怪獣災害が発生。目の前にいる絶体絶命の人たちを「守りたい!」 その強くまっすぐな想いが心の底から湧き出した瞬間、「ユウマ」の脳裏に幼い頃に見た光の使者「ルティオン」が語りかける。

「私は君であり、君は私だ…想像力を解き放て!」
手の中に現れた神秘の光がユウマの身体を包み込むと、解き放たれた想像の力が光と人とをひとつに結び合わせ、未来を守る光の巨人「ウルトラマンアーク」へと変身! 大切な仲間とともに、ユウマが、そしてウルトラマンアークが、絶やさぬ夢を追いかけていま走り始める!

海外でも6つの国と地域で同時期放送・配信

『ウルトラマンアーク』は、英語吹き替え版の同時期配信のほか、中国、香港、台湾、タイ、インドネシア、ベトナムで、現地語吹き替え同時期放送/配信を予定している。

また、「ウルトラマン」シリーズの公式YouTubeチャンネルを含む配信サイトでも、世界11言語の字幕(英語・韓国語・インドネシア語・マレー語・ベトナム語・タガログ語・ラテン語・ポルトガル語・ヒンディ語・中国語・タイ語)で同時期配信する。

今回の発表に併せて、「ウルトラマン」シリーズの公式YouTubeおよび円谷プロダクションの公式サブスクリプションサービス・TSUBURAYA IMAGINATIONで公開。

また、主演・戸塚有輝さん、メイン監督・辻本貴則監督による特別インタビュー映像が、TSUBURAYA IMAGINATIONで配信されている。

主演・戸塚有輝さんのコメント

皆さん、初めまして! 飛世ユウマを演じます、戸塚有輝です。

幼少期、怪獣やウルトラマンのフィギュアで遊んでいた頃の私にとって、地球とか宇宙は頭の中のイメージにだけ存在していました。

そして、そのイメージが全てでした。

今再びそのイメージの世界に入れることは純粋に嬉しく、毎日が刺激的で、本当に夢のようです。
飛世ユウマも夢のような世界の中で想像の力を武器に戦い、様々な出会いを経て成長してゆきます。その過程を見届けて頂けたら幸いです。

『ウルトラマンアーク』と出会う世界中のすべての人の想いに、期待に、応えられればと強く思います。私自身はまだまだ未熟な人間ですが、アークと共に力強く走り抜けます!

辻本貴則監督のコメント

私が初めてウルトラマンシリーズに参加してから今期で8作目。ついに、いよいよ、いやまさかの!? メイン監督という大役を拝命いたしました。

思えば私は「怪獣好き」「ミニチュア好き」を公言しておりましたが、実はコレ、世を忍ぶ仮の姿であり、本当はただの「ウルトラヒーロー大好きっ子(満 52 歳)」なのであります。

本作のテーマは「想像するチカラ」。相手を思いやる想像力、夢を思い描く想像力、ヒーローになりたいと願う想像力……この作品で「想像するチカラ」が持っているパワーや素晴らしさをぜひ感じ取っていただきたい。

そして私から溢れ出る「ウルトラヒーロー大好きシウム光線」も存分に浴びていただきたい、そんな思いでシュワッチ!!

シリーズ構成・メイン脚本 継田淳さんのコメント

本シリーズに初めて参加したのは『ウルトラマンZ』第18話、辻本監督のお声がけがきっかけでした。このたびはシリーズ構成・メイン脚本という役目を賜り、大きな喜びと同時に身が引き締まる緊張を感じています。

私も御多分に洩れずウルトラと聞けばテレビにかじりつき、無数の怪獣人形に囲まれて子供時代を送ったひとりです。あれから数十年、月日が流れても変わらぬ想いとは何か、自問自答しながら筆を進めました。

遂に『ウルトラマンアーク』が走り出すいま、その姿を皆さんと共に刮目して見守りたいと思います。

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