佐々木朗希、ド軍入りの真偽は? 米球界に飛び交う噂…“実績不足”も高評価のワケ

ロッテ・佐々木朗希【写真:荒川祐史】

MLBネットワーク・モロシ記者「ド軍が日本人投手に興味を持っているのは明らか」

ロッテ・佐々木朗希投手は来季ドジャースでプレーするとの噂が米球界に飛び交っている。USAトゥデイ紙のボブ・ナイチンゲール記者が「複数のGMはドジャースと契約すると予想している」と報じたもの。日本球界にも精通しているMLBネットワークのジョン・モロシ記者はどう見ているのか。

「ドジャースが日本人投手に興味を持っているのは明らかだと思います。獲得可能な状態になるなら、争奪戦に大きく関わってくると予想します。ただ、ここに来ると決まっているとは私は思っていません。今年は彼にとって重要な1年になると思います」

最速165キロと誰もが認めるポテンシャルを誇る。2022年に史上最年少20歳5か月で完全試合を達成し、昨年3月のWBCでは侍ジャパンの世界一に貢献したが、ドジャース・大谷翔平や山本由伸両投手のように日本で十分な実績を積んでいるわけではない。その辺りを米関係者はどう見ているのか。

「成績はある程度、重要かと思います。しかし、投げる球自体だったり、体の特徴の方がより重要かと思います。彼がここで中4日の登板に対応できる身体の強さを備えていると、メジャー球団は考えているでしょう」

ドジャースの先発陣ではレジェンド左腕カーショーと左腕パクストンが1年契約。剛腕ビューラーも今オフにFAとなる。大谷の二刀流復帰が期待されるが、先発投手の補強は欠かせない。

「はっきりしているのは、ササキがここに来て最高の選手たちとの対戦で実力を試す欲望があるということ。こっちに来るのがいつであろうと、ここでプレーする姿を見るのがとても楽しみです。今後は、ダルビッシュと似ていくのだろうかと、思い巡らせています。いずれはエースになれるとは思います」

大谷、山本、佐々木の先発3本柱が誕生するのか。まだ半年以上も先の話となるが、米球界関係者も興味津々だ。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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