『ミッドサマー』に並び北欧ホラー史に名を刻む新たな衝撃作『胸騒ぎ』冷たく陰鬱な雰囲気が漂うシーン写真解禁! ブラムハウスによるリメイクも決定

『胸騒ぎ』© 2021 Profile Pictures & OAK Motion Pictures

『イノセンツ』『LAMB/ラム』『ミッドサマー』に続く“北欧ホラーの新たなる金字塔”との呼び声も高い衝撃作『胸騒ぎ』がサンダンスほか世界の映画祭を席巻し、ついに2024年5月10日(金)に日本上陸。

このたび公開に先立ち、北欧作品らしい冷たく陰鬱な雰囲気が漂う新シーン写真が解禁となった。

異なる国の二組の家族、些細な“違和感”の正体は?

イタリアでの休暇中、デンマーク人夫婦のビャアンとルイーセ、娘のアウネスは、オランダ人夫婦とその息子と出会い意気投合する。後日、オランダ人夫婦からの招待状を受け取ったビャアンは、家族を連れて人里離れた彼らの家を訪れる。再会を喜んだのも束の間、会話のなかで些細な違和感が生まれていき、それは段々と広がっていく。オランダ人夫婦の“おもてなし”に居心地の悪さと恐怖を覚えながらも、その好意をむげにできない善良な一家は、週末が終わるまでの辛抱だと自分たちに言い聞かせるが……。

怖い“だけ”じゃない! アート性も高い北欧ホラーに要注目

近年、注目を集める“北欧ホラー。これまでのホラー映画にはない斬新なストーリー設定と洗練された上質な映像で、観客をいまだかつてない恐怖に陥れてきた。スウェーデンの夏至祭を舞台に、古代北欧の異教を信仰するカルト集団の儀式をとらえた、A24のフェスティバル・スリラー『ミッドサマー』。

羊ではない“何か”の誕生を不気味に描く、アイスランドの禁断のネイチャー・スリラー『LAMB/ラム』。ノルウェー郊外の住宅団地で子供達が繰り広げる、サイキックホラー『イノセンツ』。他にも『ハッチング』や『ボーダー二つの世界』など北欧独自の文化や伝承を反映させ、新たなジャンルを確立させてきた。

あのブラムハウスも惚れ込んだ、北欧ホラーの新たなる金字塔

デンマーク発の最狂ヒューマンホラー『胸騒ぎ』は、サンダンス映画祭でワールドプレミア上映されるや、不穏すぎる作風と想像を絶するラストでセンセーションを巻き起こした。メガホンをとったのは、デンマーク出身のクリスチャン・タフドルップ監督だ。

作品で描かれるテーマについて、「現代の西洋人たちは、何かを決断する時に自分自身の素直な判断ではなく、『どう振る舞うべきか』という文化的な決まりに従う傾向がある。本来の自分でありたいと切望しながら、一方で自分自身を偽っている」と、日本人も共感せずにはいられない問いを込め、物語を紡ぎ出したことを明かしている。

その普遍的で強いメッセージ性と美しくも冷たく映し出される映像表現に、海外メディアも「ラース・フォン・トリアーを思い起こさせる(FIlMMAKER)」と、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』などで知られる北欧の巨匠に新たな才能を重ねて絶賛。そんな本作は、『M3GAN/ミーガン』、『ゲット・アウト』など数々の大ヒットホラー映画を手がける米ブラムハウス・プロダクションズにより、日本公開に先駆けてジェームズ・マカヴォイ主演でリメイク版の製作も決定するなど、大きな注目を集めている。

この“違和感”の理由は何なのか?冷たく陰鬱な新場面写真

このたび解禁となった新場面写真には、些細な違和感が散りばめられている。怯えたように身を寄せて座るビャアン一家と、自分の家にも関わらず顔が見えないほどうつむくホスト先の息子を捉えた一枚だ。

オランダを象徴する広大な干拓地。そこに佇む滑り台の前で、息子に何かを話しかけるパトリックと、その様子を遠くから心配そうにじっと見つめるルイーセたちの姿も。一体、彼らはどのような“おもてなし”を受けるのか……?

『胸騒ぎ』は2024年5月10日(金)より新宿シネマカリテほか全国公開

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