東京五輪で日本代表戦に出場したディフェンダー、車強盗に射殺される…24歳で悲劇の死去

カイザー・チーフスでプレーしていた南アフリカ代表DFのルーク・フルールが、強盗に銃で打たれて殺害されたとのこと。

『africatopsports』によれば、事件が起こったのは3日夜のガソリンスタンドであるとのこと。

給油をするためにスタンドを訪れたフルールは、店員が来るのを待っている間に武装した男性2名に襲撃されたという。

フルールは自分の車から引き出された上に銃で胸を撃たれ、病院に運ばれた際に死亡が確認されたとのこと。襲撃犯は奪った彼の車で逃走しており、現在も行方がわかっていないと伝えられている。

ルーク・フルールは2000年生の24歳で、ウブンツ・ケープタウンのアカデミーで育成されたセンターバックだった。

2017年に若くしてプロデビューを果たしたあと、スーパースポート・ユナイテッドを経て今季名門カイザー・チーフスへと移籍していた。

また年代別の南アフリカ代表チームにも選出されており、2021年に行われた東京オリンピックでも背番号5でメンバー入り。日本代表戦では3バックの中央でプレーしていた。

その後フル代表でもワールドカップ予選に招集されるなど期待を受けていたが、24歳という若さでこの世を去ることになってしまった。

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なお、南アフリカプレミアリーグと2部リーグでは6日と7日の試合全てでルーク・フルールに対する黙祷を行うと発表している。

南アフリカは世界でも最も殺人事件の比率が高い国として知られており、昨年10月から12月までの間のみで5973件もの自動車盗難致死事件が発生しているとのこと。

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