米大統領選、独立候補の擁立断念 中道団体、勝利可能性見いだせず

民主党のマンチン上院議員=1月(AP=共同)

 【ワシントン共同】11月の米大統領選で二大政党の民主、共和両党のいずれでもない独立候補の擁立を目指していた中道政治団体「ノーレーベルズ(レッテルなし)」は4日、擁立を断念したと発表した。第三極を狙ったが、勝利できる可能性がある候補者を見つけられなかった。

 民主党のバイデン大統領と共和党のトランプ前大統領による2020年選挙に続く再対決を望まない有権者が多い中、不満の受け皿になる可能性があるとして動向が注目されていた。

 南部ウェストバージニア州選出の民主党中道派マンチン上院議員の擁立論も一時浮上したが、本人が2月に出馬見送りを表明した。

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