若き韓国代表戦士が最も勝ちたい相手は? 満場一致で「日本」。2年前の0-3完敗の雪辱期す「傷ついたプライドを取り戻し、再びアジアの頂点に」

倒すべき相手は大岩ジャパン――若き韓国代表は韓日戦に燃えている。

大韓サッカー協会(KFA)が毎月発刊する技術レポート『オンサイド』の4月号で、オリンピック代表チームの選手たちを対象にアンケート調査を実施。3月の西アジアサッカー連盟(WAFF)チャンピオンシップ参加メンバーと、パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップの参加メンバーを対象に、計20人が回答したという。

まず、U-23アジア杯の目標を問われると、全員が「優勝」と答える。KFAは公式サイトで「今回の大会に臨む選手たちの特別な意気込みと自信を垣間見ることができた」と記す。

“満場一致”となったもう1つの質問は、「最も勝ちたい相手は?」だ。回答者全員が「日本」を必勝の相手に挙げた。「日本は雪辱したい相手だ」と伝えたKFAは、こう続ける。

「韓国は2022年U-23アジアカップの準々決勝で、日本に0-3で完敗した。前回の大会で日本に敗れ、傷ついたプライドを取り戻し、再びアジアの頂点に立つという覚悟が答に表われていた」

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今回のU-23アジア杯のグループステージで、韓国はグループBで日本、中国、UAEと同組に。日本とは最終節で相まみえる。

同サイトは各選手の日本戦に対する想いも紹介している。

「WAFFチャンピオンシップ決勝で大活躍したゴールキーパー、キム・ジョンフン(全北現代)は『他の言葉は必要ない』と韓日戦が持つ象徴性に言及した。同大会の決勝戦でゴールを決めたイ・ヨンジュン(金泉尚武)は『どのチームよりも日本に一番勝ちたい』と答える。キム・ミンウ(デュッセルドルフ)も『日本は私たちのグループで先行している国だと思う。その分、私たちにとって重要な試合だ』と意気込みを語った」

また、一番好きな国内選手(引退選手含む)では、7人がパク・チソンと回答。その他ではソン・フンミン、キム・ミンジェ、ファン・ソンホンといった名が挙がった。一番好きな海外リーグでは、17人がプレミアリーグと答えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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