プッチーニ オペラ『トスカ』新国立劇場2023/2024シーズンの掉尾を飾る

プッチーニの大人気オペラ『トスカ』が新国立劇場2023/2024シーズンの掉尾を飾る。
政情不安のローマを舞台に、運命に翻弄される歌姫トスカと画家カヴァラドッシの愛と悲劇を、プッチーニが甘美な旋律と劇的なオーケストラで描いた傑作オペラ。荘厳華麗なマダウ=ディアツ演出は、緻密な描写で歌姫トスカの愛と死の極限のドラマを描くもので、新国立劇場のレパートリーの中でも屈指の人気作。
指揮には名匠マウリツィオ・ベニーニを迎え、トスカ役には新世代のプリマドンナとして席巻中のジョイス・エル=コーリーが新国立劇場初登場を飾り、恋人カヴァラドッシには『トゥーランドット』カラフで強靭な声で圧倒したイリンカイが登場。
新国立劇場の『トスカ』はローマに現存する建築を移したような壮麗な舞台。中でも第 1 幕フィナーレの「テ・デウム」は、目の前で舞台装置が壮麗な大聖堂へと展開し、神を讃える合唱を背景に究極の悪役スカルピアが欲望を吐露する、圧巻のクライマックス。イタリア・オペラを観てみたいなら、まずは新国立劇場の『トスカ』で。

あらすじ
1800年6月17日、オーストリア支配下のローマ。共和派の画家カヴァラドッシは、脱獄した友人アンジェロッティをかくまった罪で捕らえられる。トスカをわがものにしようと狙う警視総監スカルピアは、トスカの面前で恋人カヴァラドッシを拷問し、命を救う代償にトスカ自身を要求。トスカは取引に応じたふりをして、カヴァラドッシを形だけの処刑とする約束を取り付け、出国許可証を手にするや否や、ナイフでスカルピアを刺し殺す。明け方、見せかけのはずの銃殺刑が行われるが…。

ダイジェスト映像

概要
日時会場:
2024年7月6日(土)14:00/ 10日(水)14:00/ 14日(日)14:00/19日(金)19:00/ 21日(日)14:00 新国立劇場 オペラパレス
指揮:マウリツィオ・ベニーニ
演出:アントネッロ・マダウ=ディアツ
トスカ:ジョイス・エル=コーリー
カヴァラドッシ:テオドール・イリンカイ
スカルピア:ニカラズ・ラグヴィラーヴァ
アンジェロッティ:妻屋秀和
スポレッタ:糸賀修平
シャルローネ:大塚博章
堂守:志村文彦
看守:龍 進一郎
羊飼い:前川依子
合唱:新国立劇場合唱団
合唱指揮:三澤洋史
児童合唱:TOKYO FM 少年合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

芸術監督:大野和士

WEBサイト https://www.nntt.jac.go.jp/opera/tosca/

舞台写真:『トスカ』 2018 年公演より

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