アルピーヌA424のハプスブルクがテスト中の事故で骨折。第2戦イモラ欠場の可能性も

 WEC世界耐久選手権のハイパーカークラスに参戦しているフェルディナンド・ハプスブルクが、スペインのモーターランド・アラゴンで行われたテスト中の事故で負傷し、イタリア・イモラでの第2戦を欠場するリスクにさらされている。

 35号車アルピーヌA424をドライブするハプスブルクは、第1戦カタールでのキャデラックの失格を受けて順位が繰り上がったことで、現在ドライバーズランキングではチームメイトのシャルル・ミレシ/ポール・ループ・シャタンと並び7位に位置している。

 アルピーヌの広報担当者はSportscar365に対し、このオーストリア人レーサーが先月末、モーターランド・アラゴンでアルピーヌA424のテスト中のクラッシュに巻き込まれ、その結果負傷したことを認めた。

「2024年3月27日午後、モーターランド(アラゴン)でのA424テストセッション中、ドライバーのフェルディナント・ハプスブルクがターン7で事故に見舞われた」とアルピーヌが提供した声明には記されている。

「事故の原因は現在調査中だ。フェルディナンドは検査のためアルカニスにある病院に運ばれ、夕方に退院した」

「翌日、彼はオーストリアへと移され、そこでさらなる検査を受けた。フェルディナンドは腰椎2カ所を骨折しているものの、神経学的影響はない」

「彼は回復を始めているが、期間はまだ決まっていない。この回復期間によって、イモラで開催されるFIA WECの次戦への参加可否が決定される」

「アルピーヌはフェルディナンドを全力でサポートし、彼の最善かつ早い回復を祈っている」

 イモラ6時間レースは4月21日に開催される。ハプスブルクがイタリアでのレース出場に適さないと判断された場合に備え、アルピーヌはGT3界のスターのジュール・グーノンをハイパーカーのリザーブドライバーとして契約している。

 なお、イモラの前週には、スペイン・バルセロナでELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズの開幕戦も予定されており、ハプスブルクはクール・レーシングでの宮田莉朋の姉妹車となる47号車オレカ07・ギブソンからエントリーしている状態だ。

ポール・ループ・シャタン/フェルディナンド・ハプスブルク/シャルル・ミレッシ組の35号車アルピーヌA424

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