SNS型ロマンス詐欺で被害 岩手県内男性2人、計190万円相当

 盛岡市と雫石町の30代男性2人が、マッチングアプリなどで知り合った女性をかたる人物のもうけ話で、暗号資産計190万円相当をだまし取られる「SNS(交流サイト)型ロマンス詐欺」の被害に遭い、盛岡西署は注意を呼びかける。

 2件とも3月に被害が判明。盛岡市の男性は昨年3月11~24日、SNSで日本人女性をかたる人物と知り合い、連絡を重ねた。その後に投資話を持ちかけられ、70万円相当の暗号資産を購入し女性の指定するサイトに送った。サイト上では利益が出ていたが、今年3月に出金しようとした際、手続きできなかった。

 雫石町の男性は、昨年12月8日~今年1月15日、マッチングアプリで外国人女性をかたる人物と知り合い、恋愛感情を抱いた。女性は「結婚に向けたお金のテスト」として資産運用を勧め、男性は120万円相当を指定のサイトに送信。こちらも出金できず、家族の指摘で被害が分かった。

© 株式会社岩手日報社