三重大1844人が新生活 入学式「出会い大切に勉学励む」

【新入生総代で伊藤学長(左)に答辞を述べる高橋さん=津市栗真町屋町の三重大学三翠ホールで】

 【津】令和6年度三重大学入学式が4日、津市栗真町屋町の同大三翠ホールであった。学部1351人、大学院432人、編入学61人が桜の下で新たなスタートを切った。

 今年の学部の新入生は県内43%、県外57%。伊藤正明学長は式辞で世界情勢の不透明さやテクノロジーの進化、国内の少子高齢化の加速などを挙げ「先の読みにくい社会を生き抜く力を身に付けることが希望を持って暮らせるために必要。さまざまな場での学びと経験を通じて豊かな大学生活を過ごして」と激励した。

 新入生総代の人文学部、高橋咲さん(18)=兵庫県宝塚市出身=が答辞し「新たな出会いを大切に勉学に励み大学生活を実りある物にしたい」と決意を述べた。

 医学部に入学した津市の川名俊季さん(18)=私立三重高出身=はコロナ禍の高校時代を「大変だったがリモート授業をクラスメートと楽しんで勉強できた」と振り返り「楽しむことは楽しみ、勉強するときはしっかりして社会に貢献できる人になりたい」と語った。

© 株式会社伊勢新聞社