歯科衛生士の夢へ一歩 三重県立公衆衛生学院で入学式

【入学式の誓詞で決意を述べる福本さん(中央)=津市夢が丘1丁目で】

 三重県津市夢が丘1丁目の県立公衆衛生学院は4日、45回生の入学式を開いた。18―21歳の新入生30人が出席し、歯科衛生士の夢に向けて知識や技術の習得に励むと誓った。

 福村結莉さん(18)が入学生代表で誓詞。「入学の喜びと期待で満ちあふれています。自分らしさを持ち続け、それぞれが思い描く歯科衛生士像に向けて全力でまい進します」と語った。

 高浜克好学院長は祝辞で「皆さんの活躍が期待されている。専門的な知識や技術の習得だけでなく、豊かな人間性や高い倫理観を持ち合わせた職業人になってほしい」と激励した。

 県歯科医師会の稲本良則会長や県歯科衛生士会の笹間滋代会長らが来賓で出席。松浦元哉県医療保健部長は「医療従事者としての心構えを学んでほしい」とする一見勝之知事の祝辞を代読した。

 同校によると、新入生らは3年間、歯科衛生学科で歯科衛生士として必要な知識や技術を学ぶ。同学科は昭和55年の創立以降、全ての卒業生が歯科衛生士の国家試験に合格している。

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