小林製薬「紅こうじ」サプリ 千葉県内で健康被害19人、3人は入院

千葉県庁

 小林製薬(大阪市)の「紅こうじ」を使ったサプリメントを巡り健康被害が相次いだ問題で、千葉県は4日、県内で19人の患者が確認されたとする調査結果(3日時点)を明らかにした。うち3人は調査時点で入院していた。死者は確認されていない。

 県によると、保健所別では県管轄が9人、千葉市が1人、船橋市が4人、柏市が5人。入院は3人とも県管轄だった。大阪市からの調査依頼や患者本人らからの連絡を受け、各保健所の職員がいずれも回収命令が出ている製品を摂取し健康被害が出ていることを確認した。

 熊谷俊人知事は「回収命令が出ている製品が手元にある場合は小林製薬に返品を。万が一食べて体調が悪くなったら、医療機関を受診するか保健所に連絡するかしてほしい」と呼びかけた。

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