自民、改革姿勢で局面転換へ 野党、裏金事件の追及継続

東京・永田町の自民党本部

 自民党は、派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、関係議員への処分を決定したことで、事件の再発防止に向けた政治資金規正法改正に取り組む考えだ。4月の衆院3補欠選挙も見据え、改革姿勢をアピールし局面の転換を図る狙いがある。早期幕引きを許さない立場の野党は、岸田政権への追及を継続し、実態解明を迫る構えだ。

 与野党は5日、参院政治倫理審査会幹事懇談会を開く。野党は、先月の参院政倫審に出席した世耕弘成前参院幹事長=自民離党=ら3人だけでは不十分として、審査を申し立てた32人全員の出席を要求するとみられるが、自民側は消極的だ。

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