宮崎謙介氏「離党処分は普通の議員からすると本当に死活問題」

宮崎謙介氏

元衆議院議員の宮崎謙介氏が5日までに自身の「X」(旧ツイッター)を更新し、派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金問題で自民党の関係議員ら39人の処分についてコメントした。

宮崎氏は「今更、私の話など興味がないと思われるでしょうが、私も8年前にお騒がせした際に実は『離党勧告』を受けていました」と切り出した。「当時は騒ぎが大きくなると(私の感覚では週刊誌からテレビのワイドショーに飛び火したら)殆どの議員が離党勧告をされていたように記憶しています。それを告げられた時、私は離党をしても国民からは同じ国会議員として生活しているじゃないか、ケジメをつけたことなならないじゃないか、とご批判を受けることになると思い、政治不信を招いた責任をとって議員辞職をしたいと申し出ました。今考えても本当にお騒がせしてご迷惑をおかけしたと思います。」と議員辞職の経緯を説明。

続けて「ただ離党という処分は今の衆議院議員の選挙制度からするとかなり厳しいものがあります。選挙地盤が構築されているベテランや二世議員ならば問題はないのですが、普通の議員からすると本当に死活問題です。しかも、当時は『離党してほとぼりが冷めたら戻してやるから』と言われても、戻されることはなく寧ろ、選挙になったら同じ選挙区で自民党の公認候補が擁立されるということも多々ありました。そんな事情があったことを思い出しました」と振り返った。

自身の辞職から8年が経過し「党執行部が変わったことで処罰の線引きのルールも変わるのだなと、しみじみと永田町を眺めています。混沌とした時代を迎えているので一刻も早く政治不信が解消されることを切に願っております。以上、外野からでした」と締めくくった。

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