湘南モノレール・湘南深沢駅そばのサッカー場「みんなの鳩サブレースタジアム（鳩スタ）」（鎌倉市梶原）が、同市台３丁目へ移転することが本紙取材で分かった。現在地は市による整備事業が予定されており、スタジアムを運営する（一社）鎌倉スポーツコミッションが新たな場所を探していた。移転先は自動車教習所跡地で、12月頃のオープンを見込む。
市内初の人工芝のサッカー場として２０２１年に開業した鳩スタは、市役所本庁舎移転も含めた深沢地域整備事業用地のため、鎌倉スポーツコミッションが24年までの期限付きで運営している。オープンから２年半で３００団体以上が利用してきた。現在の鳩スタの利用は、今年８月末頃までを予定している。
使用終了を前に、同団体は昨春から移転先を模索。候補にあがった台の教習所跡地の地権者と交渉を進めていた。３月27日には、開発計画を表記した看板が設置された。
移転先は、地権者がマンションを順次建設していく予定だが、すべての土地を開発するまでには時間的猶予があるため、未開発の土地を借りてサッカー場として暫定的に整備する。
計画によると、規模は鳩スタとほぼ同じ約１万平方メートル、人工芝のサッカーグラウンド１面を整備し、更衣室や駐輪場も設ける。スタジアムの名称は未定。サッカーのほか、ラグビーや陸上、地域イベントでの使用を想定している。
