ウィンメルブック 今回の舞台は「湘南」 藤沢市

江ノ電や小田急線片瀬江ノ島駅が描かれている絵本

実在する街の景色の中に、住む人やキャラクターなどをユーモアを交えて細かく描いた文章のない絵本「ウィンメルブック」の湘南版が4月12日(金)に発売される。

企画したのは、2年前に鎌倉版を制作したセノアトリエ(鎌倉市材木座)。ドイツ語圏で親しまれるウィンメルブックは、文章がない分、読み手が絵から物語を想像したり、キャラクターや小ネタを探したりと自由に楽しむことができるのが魅力だ。

今回制作した「湘南版」では昨年5月までクラウドファンディング(CF)を実施し、賛同者から支援を募った。絵本には大磯・平塚・茅ヶ崎・辻堂・藤沢・鎌倉の観光名所のほか、CFに協力した人や家族も登場している。イラストは紅白歌合戦のイラスト入りプログラムなどを手掛けた梶谷牧子さん(同市在住)が担当した。

「bersainc.」発行。A4判16頁。税込3300円。購入・詳細はセノアトリエのウェブサイトへ。

発売に合わせた企画展が、4月12日から19日(金)までMUJIcomホテルメトロポリタン鎌倉で開催される。世界のウィンメルブックの展示や参加型企画、販売コーナーもある。

開場は午前10時から午後7時(19日は5時まで)。入場無料。

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