HANDSIGN 地元二宮でMV撮影 町民ら150人がエキストラ 大磯町・二宮町・中井町

(左から)SHINGOさん、高岸さん、TATSUさん

二宮町出身で、23年3月に二宮町観光親善大使に就任したボーカル&手話ダンスパフォーマー「HANDSIGN(ハンドサイン)」が3月29日と30日、新曲『青春フォーエバー』(4月17日リリース)のミュージックビデオの撮影を二宮町内の各所で行った。ミュージックビデオはハンドサインの公式YouTubeチャンネルで視聴できる。

「地元の仲間」の良さを伝えるドラマ仕立てのミュージックビデオには、平塚出身の俳優・脇知弘さんのほか、お笑い芸人「ティモンディ」の高岸宏行さんも出演。ロケ地には、二人の出身中学である二宮西中学校のほか、二宮町役場やみらいはらっぱなど町内の各所が選ばれた。

29日に二宮西中学校で行われた撮影では、同校サッカー部の生徒4人のほかダンス部生徒らが参加。体育館や教室内で、脇さん演じる「健一」とハンドサインの二人が扮する「琢磨」「恭吾」の3人の幼馴染の思い出を回想するシーンなどに出演した。生徒らは「緊張した」「映像を見るとすごくかっこよかった」と盛り上がった。同校の中村翔平教諭は「エキストラ参加を立候補するなど積極的に参加してくれた。僕自身も二宮出身なので完成が楽しみ」と話した。

SHINGOさんは「僕もTATSUも、西中のバスケ部だった。県3位になるほどの強豪校の3軍でした」と笑い、「職員室前には写真も飾ってあります」と懐かしむ。

TATSUさんは、「中学2年生のとき、西中の廊下でブレイクダンスをし始めたのが僕たちハンドサインのはじまり。先輩にダンスを教わってきた友達がくるっと回ったのがかっこよくて、休み時間に僕らも夢中になった。先生には怒られましたけど」と笑顔で原点を振り返った。

二宮町の村田邦子町長は「彼らを通じて手話が若い世代に浸透していると感じる。二宮のいろんなところを見てもらいたい」と話していた。

6月には凱旋ライブ

6月23日(日)にはラディアンで「HANDSIGNLIVE2024」を開催。午後2時30分開場、午後3時30分開演。現在チケットを「ローチケ」で販売中。大人3000円、高校生以下1800円。未就学児不可。詳細はハンドサイン公式ホームページ。

映像をチェックするエキストラで出演した二宮西中生徒
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