JAなど5社 登校グッズ2点を寄贈 新入学時の安全願い 川崎市中原区

カバーを装着して記念撮影

新入学児童の安全な登下校に役立ててほしいと、セレサ川崎農業協同組合(JAセレサ川崎、宮前区)は3月27日、川崎市に黄色いランドセルカバー1万2800枚を寄贈した。また、みずほフイナンシャルグループなど市内に支店を置く金融4社からは、黄色いワッペン1万2423枚が市に贈られた。いずれも市内の公立小学校や私立学校、特別支援学校に配布される。

贈呈式には福田紀彦市長とJAセレサ川崎の梶稔代表理事組合長のほか、各社の川崎支店・支社幹部が出席。新小学1年生を代表し、いずれも高津区在住の小田鷹宏さんと西久保沙羽さんが、福田市長や梶組合長からランドセルカバーやワッペンを手渡された。

市長から学校での抱負を問われ、小田さんは少し考えて「勉強を頑張ります」と答え、西久保さんは元気よく「たくさん勉強します」と胸を張った。

JAセレサ川崎がランドセルカバーを寄贈するのは17年連続。黄色いワッペンは登下校時の交通事故傷害保険がついているもので、交通死亡事故が社会問題化した1965年に当時の富士銀行が贈呈を始めた。2004年からはみずほフィナンシャルグループ、損害保険ジャパン、明治安田生命保険、第一生命保険の4社合同で寄贈を続けてきた。市長は「毎年寄贈していただき心から感謝している。黄色いランドセルカバーとワッペンは春の風物詩。今年も児童たちが安全に事故なく通ってほしい」と感謝を述べた。

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