ノースマイル。米マクドナルドの価格が10年間で倍増…

By 佐藤まきこ

世界中に店舗を展開していることから、各国の物価の指標にも使われることがあるマクドナルド。そんなマクドナルドの米国における価格が、ここ10年間で2倍以上になっていることがわかりました。

↑インフレのせいだけ?

パンデミック以来のインフレによって、米国のマクドナルドはもはやファストフード店とは思えない価格になっています。例えば、コネチカット州ではビッグマックミールが18ドル(約2700円※)、エッグマックマフィンが7.29ドル(約1100円)、ハッシュポテトが5.69ドル(約860円)という具合です。

※1ドル=約151円で換算(2024年4月5日現在)

ある調査によると、2014年から2024年までの10年間で米国のマクドナルドの価格は2倍以上になっているとのこと。クォーターパウンダー・チーズは、2014年は平均で5.39ドル(約820円)だったのに、現在は2倍以上の11.99ドル(約1800円)。マックダブルは1.19ドル(約180円)から3.19ドル(約480円)と3倍近くまで上がっています。

同じ調査の分析によると、10年間で60%以上価格が上がったファストフードブランドは、マクドナルドを含め13あったそう。この10年間における米国のインフレ率は31%ですから、その2倍近くも値上げしていることになります。

ちなみに、米国のマクドナルドでは、フランチャイズ加盟店なら、店舗ごとにメニュー価格を独自で設定できるそう。米マクドナルドのCEOは2月に「インフレによって値上げを余儀なくされる」と発言していますが、マクドナルドはそのうち、庶民にとって本当に贅沢品になってしまうかもしれません。

【主な参考記事】

New York Post. Man uncovers more than 700 gold coins on his cornfield: ‘Most insane thing ever’. April 3 2024

© 株式会社ワン・パブリッシング