春風 揺れるユキヤナギ 偕楽園、ほんのり甘い香り 茨城・水戸

見頃を迎えたユキヤナギの花=水戸市常磐町

茨城県水戸市常磐町の偕楽園公園でユキヤナギが見頃を迎え、白いかれんな花が春風に揺れている。

ユキヤナギはバラ科の落葉低木。枝いっぱいに咲く小さな花が、降り積もった雪のように見えることから名付けられた。園内の田鶴鳴梅林北側にある散策路約300メートルにわたって広がり、同公園センターによると、今年は暖冬の影響で例年より早い3月中旬から咲き始めたという。

友人らと3人で訪れた同市見川、会社員、笠原薫さん(36)は「梅と桜の間に咲くユキヤナギに季節の移ろいを感じる。ほんのりとした甘い香りもいい」と話した。今月上旬までが見頃。

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