沖縄北・南ICの渋滞が3~4割減る試算 県立中部病院までの時間も短縮へ 沖縄自動車道の池武当IC新設 国交省が4000万円を補助へ

 沖縄自動車道の沖縄北・南の両インターチェンジ(IC)の中間部に「池武当IC」(仮称)を新設する事業について、国土交通省はこのほど、本年度の補助事業化を決めた。国が9割を補助し、事業費に4千万円を計上。本年度から設計や測量を実施する。

 新ICが計画されているのは、沖縄自動車道と県道74号が立体交差する池武当交差点の北側。県は沖縄自動車道へのアクセス向上をねらい、沖縄北・南ICの渋滞を約3~4割軽減できると試算している。

 県立中部病院までの時間も短縮され、救急医療の支援も見込んでいる。周辺は沖縄振興特別措置法に基づく経済特区で、法人税の優遇措置がある。企業誘致もあわせて進め、地域活性化につなげる。

 沖縄市が2014年度に検討を開始。県が計画をとりまとめ、昨年9月には国交省が同ICを新設する事業を許可した。(政経部・平良孝陽)

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