花盛りの東京は桜雨に花冷え

12年ぶりの遅咲きとなった東京都心の桜ですが、きのう満開の発表がありました。満開になるのも遅く、4月にずれ込んだのは2017年以来ですが、まさに花盛りを迎えています。その他も、きょうの午前中には甲府、下関、大分で満開の発表があるなど、東日本や西日本では各地で見ごろを迎えています。
ただ、そんな桜の最盛期に水を差す冷たい雨と寒さ。午前11時現在、東京都心の気温は10.3℃しかなく、真冬のようです。空はどんよりと厚い雲に覆われて、雨が降ったり止んだりな状況。お花見どころではありませんが、そんな日はこの時季ならではの風情ある言葉で桜の世界を楽しむのはいかがでしょう。桜のシーズンに降る雨のことを「桜雨(さくらあめ)」、寒さのことを「花冷え」といいます。

気象予報士・多胡 安那

画像について:5日の天気予報。

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