岡山県がインフルエンザ警報解除 注意報に切り替え 引き続き予防を

岡山県庁

 岡山県は5日、インフルエンザの患者数が減少したとして、昨年12月1日に発令した「インフルエンザ警報」を解除し、注意報に切り替えた。ピークは過ぎたものの流行の収束はまだ先とみて、引き続き予防を呼びかけている。

 県によると、県内の指定84医療機関での定点把握に基づく直近1週間(3月25~31日)の患者数は1医療機関当たり6.07人。前週(3月18~24日)の8.02人に続き、警報解除基準の「2週連続10人未満」を満たした。

 警報の発令基準は1医療機関当たりの患者数が30人以上。今季の流行ピークは昨年12月4~10日の34.80人だった。発令期間は4カ月に及び、過去10年で最長だった。

 県疾病感染症対策課は「流行は冬だけではない。今後も場面に応じたマスク着用や手洗いを行い、発熱などの症状が出たときには早めに医療機関を受診してほしい」としている。

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