忍者のまち発信へ、「甲賀流」地域おこし隊員ら着ニン 「忍者調査団」プロジェクト推進 滋賀・甲賀市

地域プロジェクトマネジャーの福島さん(左)と地域おこし協力隊の平野さん(右)=甲賀市役所

 滋賀県甲賀市の新たな地域プロジェクトマネージャーと地域おこし協力隊の各1人の着任式が1日、市役所であった。2人は市が進める忍者を活用したまちおこしのため活動する。

 同マネジャーの福島嵩仁(たかまさ)さん(38)は3年間、同市で協力隊として忍者に関連するイベントを企画するなどして活躍。今後は市役所内に自席を置き「甲賀流忍者調査団」のプロジェクトに取り組む。

 協力隊の平野優さん(38)は神奈川県厚木市から転入。一昨年に福島さんが企画したチャンバライベントに参加したのを機に忍者や同市に興味を持ち、昨秋開かれた甲賀映像祭には自作の動画を応募した。福島さん同様に市観光まちづくり協会の職員として観光振興を進める。

 福島さんは「市民のために歴史調査を進めるとともに活動の発信に尽力したい」、平野さんは「忍者の資料をデータベース化したり、史跡の保全を行ったりして市に貢献したい」と話した。

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