中国SNSに台湾地震をやゆする書き込み、管理者が340件余りを削除―香港メディア

4日、香港メディア・香港01は、中国のSNS微博が台湾の大地震をやゆする書き込み340件以上を削除したことを明らかにしたと報じた。

2024年4月4日、香港メディア・香港01は、中国のSNS・微博(ウェイボー)が台湾の大地震をやゆする書き込み340件以上を削除したことを明らかにしたと報じた。

台湾の花蓮市付近で3日にマグニチュード7.2(気象庁は7.7と発表)の大地震が発生し、大きな被害が出た。記事によると、中国本土の国務院台湾弁公室が速やかに見舞いのメッセージを発した一方で、微博では地震発生を喜んだりやゆしたりする書き込みが数多く出現し、微博管理者が規則に反する書き込みに対して厳粛な措置を取っているとする声明を発表した。

微博は声明の中で「災害をやゆし、過激な感情をあおる規則違反の書き込み340件余りを削除するとともに、規則違反のアカウント20件余りに対して程度に応じた書き込み禁止の措置を取った」としたほか、一部のメディアアカウントが地震に関して事実と異なる報道を行いネットユーザーの間で拡散している状況も見つかっており、情報発信源のメディアに対してもペナルティー措置を講じたことを明らかにした。

微博は「災害に対し、ネットユーザーは客観的、理性的に議論に参加し、意見を発表する必要がある。同情の心が欠けた内容を書き込んだり、事実に反する情報を簡単に信じて拡散したりしないように」と呼び掛けている。(翻訳・編集/川尻)

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