佐藤隆太、独立を生報告 共演者との食事の場で「独立記念日だ!」と祝杯

会見に出席した佐藤隆太【写真:ENCOUNT編集部】

事務所を退所し独立した佐藤

俳優の佐藤隆太が5日、東京・世田谷パブリックシアターで行われた舞台「『GOOD』-善き人-」(4月6日開演)の初日前会見および公開フォトコールに萩原聖人、野波麻帆、藤野涼子、北川拓実、那須佐代子とともに出席した。所属事務所を退所し、4月1日より独立した現状などをフランクに語った。

新生活についてたずねられると「私、4月1日から独立させていただきました」と生報告。「4月1日が稽古最終日だったんですよね。今日で稽古、一旦(終了)……ということだったので、皆で食事に行きまして。『独立記念日だ!』と言って、祝っちゃいました。僕はすごくありがたかったです。ありがとうございます」と横に並ぶ共演陣に頭を下げた。

共演者には、佐々木蔵之介と同じ新事務所「アンカー」に所属することが決定した藤野らの姿も。萩原が「独立……いっぱいいたもんね」と言うと、佐藤は「そうなんですよね! 稽古から、本番に向けてこんなに独立するカンパニーは初めて。でも皆さん非常に前向きですからね」と述べた。

佐藤はまた、荻原の歌唱パートに言及して「めちゃくちゃカッコいい歌を披露される」とヨイショ。横にいた萩原は「そんな……! そういう大きく取り上げるのやめてくれる?」とストレートに苦言。

次いで萩原は「今の段階では何もわからない。『僕の歌を楽しみにしていてください』みたいなことは口が裂けても言えない」とキッパリ。さらに「やめてください! 嫌がらせですよ!」と言うと、佐藤は「佐藤が楽しみにしていた、というのはいいんじゃないですか?」と朗らかに答えた。

同作はローレンス・オリヴィエ賞受賞演出家のドミニク・クックがC・P・テイラーの戯曲をリバイバル上演した話題作。舞台はヒトラー独裁が進む1930年代のドイツ。善良で知的なジョン・ハルダー教授(佐藤)は過去に書いた論文を読んだヒトラーに気に入られ、自身の意図とは関係なくナチスに取り込まれてしまい人生が一変してしまう。自身が生き残るために、ユダヤ人の親友で精神科医モーリス(萩原)を裏切り、変わっていくハルダー……、というストーリーが展開される。ENCOUNT編集部

© 株式会社Creative2