春の全国交通安全運動を前に出動式 歩行者ファーストなどに重点

春の全国交通安全運動が6日から始まるのを前に秋田市で出動式が行われました。今年は横断歩道での歩行者ファーストの徹底などを重点に運動を展開し、交通事故防止を図ります。

出動式には県や県警察本部の関係者およそ40人が出席しました。県警察本部の渡部仁交通部長はあいさつで「子どもだけでなく横断歩道を渡ろうとするすべての歩行者の皆さんに手を挙げて横断の意思表示をすること、横断を開始する前には必ず安全を確認することといった意識が根付くような啓発活動をお願いいたします」と述べました。

今年、県内で発生した人身交通事故は4日までで217件で、去年より77件少なくなっていますが、死亡した人は2人増えて6人となっています。6人のうち5人が65歳以上で、2人は歩いていて車にはねられました。

6日から始まる春の全国交通安全運動で県警察本部は、横断歩道での歩行者ファーストの徹底に重点を置くほか、自転車に乗る際のヘルメットの着用を呼びかけていくことにしています。地域で街頭指導を行うなど活動している団体と協力しながら運動を展開し、期間中は交通違反の取り締まりも強化する方針です。

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