100分&101分に被弾でチェルシーに逆転負け…マンU指揮官が猛省。ATの長さは理解不能「どこから生まれた?」

マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハーフ監督が、あまりに痛恨の逆転負けを振り返った。クラブ公式サイトが伝えている。

現地時間4月4日に開催されたプレミアリーグ第31節で、ユナイテッドはチェルシーと敵地で対戦。2点を先行された後、3点を奪い返すも、最終盤に連続失点し、3-4で大接戦を落とした。

テン・ハーフ監督は最後の2失点について「ボールを渡してしまったり、守備が甘かったりと、酷いスタートだった。ただ、その前までは試合を支配できていた。我々のプレーは素晴らしかったし、勝つべき内容だった。今日のような形で勝利を逃すわけにはいかない」と猛省。そのうえで、今後に向けて次のように改善を誓った。

「我々にとっては間違いなく後退だ。また立ち上がるために、この事態に対処しなければならない。我々には挽回する力がある。今日の試合でも立ち直り、高いクオリティのプレー、瞬間的に素晴らしいフットボールができるかを見てもらえたと思う。しかし、フットボールで大事なのは結果であり、それを残さないといけない」

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オランダ人指揮官はまた、不満も口に。なぜそんなに長い追加時間が発生したのかと、苦言を呈した。

3-2で90分が経過し、提示されたアディショナルタイムは8分。すると、90+7分にディオゴ・ダロがノニ・マドゥエケをペナルティエリアで倒し、PKを献上。90分+10分の同点ゴールのきっかけを作ってしまった。その際、VARチェックもあり、時間を要した結果、アディショナルタイムは当初より伸び、最終的に90+11分に決勝弾を浴びたのだ。

「どうして8分という判断になったか分からない。あれだけの時間がどこから生まれたのか理解できない。だが、試合の最後の数分間はチームとしてもっと上手くゲームをコントロールしなければならない」

チェルシー側はお祭り騒ぎになる一方で、ユナイテッドにとっては悪夢の結末を迎えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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