シーズン第1週には準備が整っていると自信を見せるブラウンズQBワトソン

クリーブランド・ブラウンズのデショーン・ワトソン【AP Photo/Nick Wass】

先日に肩の回復具合について話した際、クリーブランド・ブラウンズのクオーターバック(QB)デショーン・ワトソンは楽観的な見通しを語っていた。

現地4日(木)、ワトソンはさらに踏み込み、2024年シーズン第1週に向けて準備が整うはずだと約束している。

『The Cleveland Plain Dealer(クリーブランド・ブレーン・ディーラー)』のメアリー・ケイ・カボットによれば、ワトソンは木曜日、報道陣に「シーズン第1週には、前よりも良くなっているだろう」とコメントしたという。

「俺は医師たちの役割に、すごく自信を持っている。ドクター・(ニール)エルアトラッシュと彼のチーム、彼らの指導に従って、俺がやってきたすべてのことに。それに、俺の作業や準備にも。人生のすべてをここに注ぎ込んできたし、確実に前よりも良くなって戻って来るようにしたい」

2022年にヒューストン・テキサンズとの超大型トレードによってワトソンを獲得したブラウンズだったが、ワトソンのブラウンズ時代はその非常に高い期待には見合わないものになっていた。しかし、2023年には、そういった高い基準に到達しそうな兆しが見えている。相手の本拠地でボルティモア・レイブンズに逆転勝ちしたときには、ブランズファンたちのワトソンへの感情はこれまでになく良好になっていたものの、ワトソンが投球側の肩にシーズン終了につながる関節窩骨折を負ったことが明らかになったことで、再び落胆のムードがただよった。

その後はジョー・フラッコがブラウンズをプレーオフに導く一方で、ワトソンはロサンゼルスに向かい、肩の手術を受けてリハビリに専念。ケガのタイミング――2023年シーズン中盤――から、ワトソンには体勢を立て直すための時間が十分にあった。カレンダーが4月を迎えた今、ワトソンは自信を示すのみならず、本質的には自分の準備が整うことを保証してもいる。

それが本当であれば、次のチェックポイントはミニキャップであれ、実際のトレーニングキャンプであれ、ワトソンが初めて投球するときになるだろう。本人が言う“前よりも良い”という期待値に届くための努力を始める前に、まずは肩が何も失ってはいないことを証明しなければならない。

そこに問題がないことが証明されれば、ブラウンズファンは喜んで、彼らのクオーターバックの腕前に多くのものがかかってくる新たなシーズンに向けて腰を落ち着けるはずだ。

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