春に老け肌が加速する!?意外な原因とやっておきたい「Wケア」を解説

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乾燥が気になる季節が終わり、暖かい春がやってきました。そろそろ、保湿のための集中ケアは終了して、シミケアにシフトしようとしている方は…ちょっと待ってください。春に老け肌が加速するかもしれません。

今回は、春の老け肌の意外な原因について、看護師・薬膳師としての知識を活かした記事を得意とするライターの薬膳ナースけいこさんに教えてもらいました。

冬の肌はどうだった?

今年の冬も外気の乾燥が厳しかったですよね。加えて、室内ではエアコンの使用で空気が乾燥しがちに。肌がカサついたり、小じわ、ちりめんじわが気になって思い切り笑えない…。といったことはありませんでしたか?

実は、この冬乾燥肌が気になった方は、シミが増えるリスクが上がります。

なぜなら、肌は乾燥すると外部からの刺激を防ぐバリア機能が低下するからです。バリア機能が低下した肌が紫外線を浴びるとシミができやすくなります。

また、肌は乾燥すると、古い角質を取り除くターンオーバーが乱れます。ターンオーバーが乱れることでシミが肌に定着しやすくなるんです。

紫外線が強くなる前に、潤い美肌になるためのケアをしておきたいですね。

Wケアが大切

潤い美肌ケアのためにはスキンケアも大切ですが、体の内側から潤いを生み、ターンオーバーを整えるインナーケアも大切です。体の外側からのスキンケア、体の内側からのインナーケアのダブルケアが潤い美肌への近道ですよ。

肌に潤いを与える食材は

はちみつ、ヨーグルト、れんこん、白ごま、白きくらげ、長芋、梅、りんご、キウイフルーツなどです。

ターンオーバーを整えるのに効果的でおススメなのは「はとむぎ」です。下処理をして料理に使うこともできますが、忙しい方におススメなのは、飲み物に溶かして飲めるパウダータイプ。お米を炊く時に一緒に混ぜるだけのタイプもあり、手軽に取り入れやすいですよ。

ただし、はとむぎは妊娠初期の方は使用を控えたほうがよいとされています。

毎月やってくる注意日とは?

女性はホルモンバランスの変化の影響で生理周期によって肌質が変化していきます。中でもシミの予防に注意したいのが生理中です。

この頃の肌は、潤いやバリア機能が低下しやすく、デリケートです。スキンケアでは、角質ケアは控えて、低刺激、添加物の少ないものを使用してみましょう。

肌のコンディションのためにも、生理中は無理をせずに早めに休むことが大切です。

一気に老け肌になった印象を与えるシミ。冬からの潤いケアを続けつつ、UVケア、体の内側から美肌を作るインナーケアを取り入れて、年中きれいな肌で過ごしたいですね。

■執筆/薬膳ナースけいこ…薬膳師/看護師/経絡ヨガ指導者/薬膳茶エバンジェリスト。知って活用、暮らしに溶け込む健康づくりをテーマに情報を発信中 Instagramは@keiko89zen
編集/サンキュ!編集部

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