損害保険ジャパン、空飛ぶクルマ事業者専用賠償責任保険を発売開始

背景

「100年に一度の Mobility 革命」とも言われる空飛ぶクルマの事業化は、広大な「空」を活用することで、地上交通インフラの影響を受けないという特長を活かし、戦後の自動車の普及(モータリゼーション)と同様に全く新しい社会を生み出し、多くの社会課題を解決するポテンシャルを秘めているという。

一方、空飛ぶクルマの国内における社会実装と普及にはいまだ多くの課題があり、事業者が抱えるリスクが、機体の運行リスクだけでなく、機体製造やポート管理に関わる賠償責任等多岐にわたる。

損保ジャパンは、保険事業とその先にある安心・安全・健康の領域で、事業者にとって価値ある商品・サービスを創造し、社会に貢献していくことをミッションに掲げ、これまでも保険事業と親和性の高い防災・減災、各種モビリティ分野への参入や社会実装に向けた取組みを続けてきた。

空飛ぶクルマ事業への参入に挑戦する事業者が抱えるリスクを幅広くサポートすることで事業化を促進し、社会課題を解決し得る新しいモビリティ社会の発展に貢献することは、そのミッション実現につながると考え、空飛ぶクルマ事業者の賠償リスクを包括的にカバーする「空飛ぶクルマ事業者専用賠償責任保険」を開発し、販売を開始した。

本商品固有の海外の再保険会社との再保険スキームを新たに構築することで、参入事業者を安定的かつ長期的にサポートできる保険制度だ。

商品の概要

機体、部品、その他関連機器等の製造・加工・整備・販売に関わる製造物責任やバーティポートの管理運営に関わる賠償責任等を包括的に補償する。

今後について

損保ジャパンは、「空飛ぶクルマ事業者専用賠償責任保険」の提供を通じて、新しいモビリティ社会の発展に貢献するとともに、今後も多くの企業と連携していくことで、事業化に関連するリスクへの知見を高め、保険と事故防止の両面で高い顧客サービスを実現し、空飛ぶクルマの安心・安全な社会実装を支援していくとしている。

▶︎損害保険ジャパン

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