関内大通りに県公社の新築賃貸住宅完成 地域の住民や働く人が集う “まちの共用部”スペース「benten103」も開設 横浜市中区・横浜市西区

地域交流のスペース「benten103」

神奈川県住宅供給公社(所在地/横浜市中区)では、かつて本社のあった「弁天通3丁目第2共同ビル」を建て替え、3月12日に新築賃貸住宅「フロール横濱関内」(中区弁天通3丁目47番地2)が完成した。構造・規模は、鉄筋コンクリート造で地上13階、地下1階建。4階から13階が賃貸住宅、1階から3階は、飲食店・クリニック等のテナントが入居し5月に開業予定だ。設計・監理は鹿島建設横浜支店・梓設計設計共同企業体。施工は鹿島建設横浜支店・工藤建設共同企業体。

立地は、JR根岸線関内駅から徒歩約5分。109戸の住宅内は玄関の土間を含め段差をなくし、フルフラットのつくりが特徴だ。さらに、公社の新築賃貸住宅としては初めて、車椅子を使用する人でも暮らしやすい「車椅子生活者向け住戸」を2戸用意した。共用部には、入居者専用のコミュニティスペースもある。月額家賃は、122,200円〜250,400円(敷金/家賃3カ月分、共益費/月額21,000円)。なお第1回目の抽選会は終了。4月6日からは、契約済み住戸以外の住戸の内覧および先着順受付が始まる。

また公社新築賃貸住宅として初の試みなのが、1階に設置されている「benten103」という地域交流スペース。この場所で新しい都市型コミュニティの創出に向けた社会実験として、関内を拠点に事業を行う関内イノベーションイニシアティブ株式会社と公社の協働により、イベント等を企画するプロジェクト「KANMATCH」を進めるという。

同賃貸住宅についての問い合わせは、【電話】045-651-1797、「KANMATCH」関する問合せは【電話】045-651-1849へ。

横浜の街なみが見える住戸も

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