水道水から基準値超えの六価クロム検出 集落6世帯に飲料水供給する施設で /秋田・由利本荘市

秋田朝日放送

由利本荘市東由利で水道水から基準値を超える六価クロム化合物が検出されていたことがわかりました。

由利本荘市建設部によりますと、東由利の大台集落に飲料水を供給している施設の水道水から1リットルあたりの基準値0.02ミリグラムを超える最大で0.029ミリグラムの六価クロム化合物が検出されたということです。2020年度以降は毎年度、基準値を超えていて市はそれを把握していましたが、結果の扱いを誤認しそのまま飲料水として供給されていました。基準値を超える値が検出された原因はわかっていません。この施設からは6世帯に水が供給されていて現在は給水車を出して対応しています。県や環境省によりますと六価クロム化合物はメッキや塗料として使われ発がん性があるとされています。市が4日に開いた住民向けの説明会では健康被害を訴える人はいなかったということです。

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