「不発弾のようなものが見つかった」市役所に市民から突然 "危険物" が持ち込まれる…職員など200人以上が緊急避難 窓口業務が完全停止 その後 "火薬"がないことがわかり解除 北海道三笠市

市役所に持ち込まれた不発弾のようなもの(提供:北海道警)

4月5日午後、北海道の三笠市役所に住民が不発弾のようなものを持ち込み、職員や住民が避難していましたが、午後3時40分ごろ避難解除され、窓口業務などが再開しました。5日正午ごろ、三笠市役所の窓口を訪れた市民が「不発弾のようなものが見つかりました」と砲弾のようなものを渡しました。

出動した自衛隊が火薬が入っていないことを確認

警察によりますと、持ち込まれた物体は長さ約15センチ、直径5センチほどの円筒形で、住民が家の整理をしていたところ、不発弾のようなものが見つかり持ち込んだということです。警察は爆発の危険があるとして、付近を100メートルにわたり交通規制するとともに、自衛隊に出動を要請。

市役所周辺は一時、人の姿が途絶えた

市役所の職員と来庁者、付近の住民も合わせて約220人が避難、窓口業務や電話対応がストップする事態となりました。その後出動した自衛隊が砲弾のようなものを調べた結果、火薬が入っていないことが判明し、午後3時40分ごろ規制は解除され、市役所の窓口業務も再開しました。この不発弾騒ぎで、4月の転居などに伴う住民票の交付などに一時影響が出ました。

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