[バンコク 5日 ロイター] - タイ商務省が5日発表した3月の消費者物価指数(CPI)は前年比0.47%下落し、6カ月連続のマイナスとなった。
また、11カ月連続で中央銀行の目標レンジ(1─3%上昇)を外れた。ロイターがまとめた市場予想は0.40%下落だった。
同省幹部は記者会見で、政府のエネルギー補助金、消費財、食料品の値下がりが下落をけん引したと指摘。「国際原油価格の上昇やバーツ安により、第2・四半期は第1・四半期よりインフレが高まる可能性が高い」と述べた。
変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIは3月に前年比0.37%上昇。市場予想は0.40%上昇だった。
商務省は2024年のインフレ率見通しを従来のマイナス0.30%─プラス1.7%から0%─1.00%に修正した。