渋野日向子 4戦連続予選落ちも羽川豊が変化を指摘「コメントの中にいいものが…」

4戦連続予選落ちの渋野日向子

米女子ゴルフツアーの「Tモバイル・マッチプレー」2日目(4日=日本時間5日、ネバダ州ラスベガスのシャドークリークGC=パー72)、渋野日向子(25=サントリー)は1バーディー、6ボギーの77とスコアを落とし、通算10オーバーの68位で3日目に進めず、4戦連続の予選落ちとなった。

今季アンダーパーで回ったのは1ラウンドのみで獲得ポイントゼロの渋野は、最終18番パー5で第2打を池に入れるなど大苦戦のラウンドだった。「風がかなり難しかったんで、パターを打つのも大変だなと思いました」とし「途中までなんとか耐えたと思いますし、なんとかできたなと思う部分も多かったんで前向きに頑張ります」と先を見据えた。

この試合を中継する「WOWOW」で解説を務めた羽川豊(66)は渋野について「コメントの中にもいいものが出てきているので、自信をつけていくしかない。それができればアプローチもパターももっと集中できるでしょう」と語り「スイングを見てる限り1週間の練習で(次戦出場予定のメジャー)シェブロン(選手権)に生きてくる雰囲気。先週よりも確実に良くなっている」と分析した。

その上で羽川は「縦距離がわかってくれば…」とし「横に曲がるショットを打ってるのは直すのに時間がかかるけど、ストレート気味、ピンの方向に来ているのでうまくいくとは思うんですよね」と指摘していたが、渋野は自身を再構築できるだろうか。

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