第76回実朝忌俳句大会 厚木市在住の北村さんが県知事賞受賞 厚木市・愛川町・清川村

賞状と盾を持つ北村さん

第76回実朝忌俳句大会の結果がこのほど発表され、厚木市妻田在住の北村純一さん(79)の俳句が上位から2番目の神奈川県知事賞を受賞した。同賞受賞は2度目。全国から寄せられた504句から選ばれた。

俳句は「海鳴りのふくらんでくる実朝忌」。「実朝が残した『金塊和歌集』の作品を思い出し、海と波が連想され雄大な情景が出てきます。そして海鳴りが実朝への鎮魂歌のようにも、祈りのようにも聞こえました。その海鳴りは、私の中で大きく膨らみ、思いが高まりました」と北村さん。

これまでにも、最高位の「実朝賞」を始め、各賞を受賞している。「日ごろから句を書き貯めることが大切。続けていたことが実ったと思う」と受賞を喜んだ。

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