チーフスWRライスは多重事故で車両を運転

カンザスシティ・チーフスのラシー・ライスとラスベガス・レイダースのネイト・ホブス【AP Photo/Charlie Riedel】

先週末にダラスのハイウェイで起きた事故において、多重事故を起こした後で現場を去った2台の速度違反のスポーツカーの内、1台のドライバーがカンザスシティ・チーフスのワイドレシーバー(WR)であるラシー・ライスだった。ライスの弁護士が現地4日(木)に述べている。

ライスが6日(土)に起きた事故の現場を去った理由について、ライスの弁護人であるロイス・ウェスト上院議員は “それは良い質問で、今も調査中だ”と話したものの、詳細には触れていない。クライアントが同席しない状態で行われた記者会見の場で、ウェストはランボルギーニのSUVを運転していたライスが起訴されることを予測していると述べている。

“彼は間違いを犯すこともある若者だ”と木曜日に話したウェストは、ライスの思いは負傷した人々の元にあるとつけ加えた。警察によれば、事故にかかわったランボルギーニとコルベットのほか、4台の車が巻き込まれており、4人が軽傷を負ったとのこと。

コルベットのドライバーも、手当が必要な人がいないかの確認をしたり、自分たちの情報を伝えたりすることなく現場を去ったと警察は述べている。ウェストはコルベットもライスが所持するものだと話した一方、ドライバーについての情報は明かされていない。

水曜日、ライスは『Instagram(インスタグラム)』のストーリーに、この事故における自分の役割について”すべての責任”を取ると話していた。                                                                                                                                                                                                                                                                                  

警察によれば、コルベットとランボルギーニのドライバーは左端のレーンでスピードを出していた際にコントロールを失い、ランボルギーニが路肩にそれて中間分離帯に衝突し、多重衝突を引き起こしたという。

ウェストは23歳のライスが“彼らの生活を、負傷の面や財産的な損害の面で、できるかぎり通常のものに戻すため、自分の力でできることすべてをする”つもりだと話した。

警察が木曜日に明かしたところによれば、捜査官が目撃者、被害者、その他の関係者からの聴取を行っているという。

ライスはランボルギーニを、ダラスを拠点とする外国車レンタル業者である『The Classic Lifestyle(クラシック・ライフスタイル)』から借りていたと、同社の弁護士であるカイル・コーカーが述べている。

ライスはフィラデルフィアに生まれたものの、育った地はテキサス州フォートワースのノースリッチランドヒル郊外だった。ライスはそこから近い南メソジスト大学でカレッジフットボールをプレーし、シニアシーズンにブレイクしたことで、NFLチームの目に止まるようになる。チーフスによって昨年のドラフト2巡目で指名された後は、急速に成長してチームのパッシングゲームにおける唯一の信頼できるオプションの1人になっていた。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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