4月2日、東北新幹線がおよそ6時間にわたって運転を見合わせたトラブルは、保守用車両(確認車)の部品の破損によるエンジンオイル漏れが原因だったことが分かりました。
2日、東北新幹線は福島市内で保守用車両(確認車)の油漏れが原因で、東京と仙台の間で早朝から6時間あまりにわたって運転を見合わせ、4万人あまりの利用客に影響がありました。
JR東日本によりますと、油漏れの原因は、確認車のコンプレッサー内のボルトが初期不良のため損傷し、ボルトで締結していた部品がコンプレッサーの内部に脱落して、コンプレッサーが破損しました。その結果、エンジンとコンプレッサーの間を循環しているエンジンオイルおよそ20リットルが線路に漏れたとみられるということです。
JR東日本では、油漏れがあったものと同じ型の確認車25台の使用を中止していますが、ボルトの状態に異常がなければ使用を再開することにしています。