台湾東部地震の避難所はプライバシーに配慮 日本とは雲泥の差…国民の血税はどこへ?

被害は深刻だが(中央通信社=共同)

「避難所の中でテントが用意されていて、それぞれのプライバシーが配慮されている」「これが先進国なんだろう。これだけの準備ができている自治体が日本で一体、どれだけあるのか」

5日朝のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」が台湾東部で発生した大規模地震について報道。花蓮市などに開設されたとみられる避難所の映像を見たコメンテーターの玉川徹氏(60)がこうコメントしていたが、無理もないだろう。

ネット上で拡散されている現地避難所の写真や映像を確認すると、体育館には個室タイプのテントが複数並び、シャワーやトイレも整備されていたほか、マッサージを提供している様子さえもがうかがえる。しかも、それが地震発生から数時間余りで準備されたという。

一方、1月に能登半島沖地震が起きた日本では、段ボールでわずかに間仕切りされただけの場所で雑魚寝する被災者や、プライバシーが保たれないことを不安視して自宅のビニールハウスで焚火をしながら暮らす高齢者の姿もみられた。

■GDPでは4位の日本に対し、台湾は22位だが…

2024年の世界GDPランクによると、世界4位の日本(約4.3兆億ドル)に対し、台湾は22位(0.8兆億ドル)で、5倍以上の差があるのだが、避難所の様子を比較する限り、GDPの順序とは真逆だ。

SNS上でもこんな声が広がっている。

《難民キャンプに等しい日本の避難所と全く違う。どうして台湾があっという間にできたのか。真剣に考えた方が良いと心底思う》

《雑魚寝ジャパン。裏金政治の結果が今の日本の姿》

《「自助、公助」を強調する自民党政治がこれ。国民から税金を収奪し、自分たちは贅沢三昧》

負担が重くなるばかりの国民の血税は一体、何に使われているのか。

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