年収「1500万円」ですが満足していません。同じような年収の方たちは「満足」しているのでしょうか？

年収1000万円超の人の割合はどれくらい？同じような年収の人たちの満足度は？

国税庁長官官房企画課の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、年収1000万円を超える方の割合は以下の通りです。

__●1000万円超～1500万円以下：4\.0％
●1500万円超～2000万円以下：0.8％
●2000万円超～2500万円以下：0.3％
●2500万円超：0.3％__

年収1000万円を超える方は全体の5.4％であることから、年収1500万円は一般的に富裕層として見られることでしょう。しかし、実際に本人たちの満足度はどれほどなのでしょうか。

株式会社スタジオテイルによる「現在の年収への満足度と年収アップへの取り組みについて」のアンケート調査によると、年収1000万円超の方たちの満足度は以下の通りです。

__●満足している：35％
●少し満足している：42％
●少し不満：16％
●不満：6％__

年収1000万円を超えると、大半の方が満足していることが分かります。一方で、22％の方は何らかの不満を抱いていることから、年収1500万円で満足していない方がいても不思議ではありません。

同じ年収でも、家族構成・ライフスタイル・働き方などによって、満足度は異なります。年収1500万円でも満足できずに「もっと稼ぎたい」「仕事の時間を増やさずに収入をキープまたはアップさせたい」と考える方もいらっしゃるでしょう。

すでに高収入を得ている方が、さらに収入アップを目指す方法として、以下の2つが挙げられます。

現時点で高収入が得られている方には、それなりの経験やノウハウがあると考えられます。これらを活用して、起業して大チャンスが得られる可能性があるでしょう。しかし、起業してすぐに稼げるようになるとは限らず、多額の初期費用が必要になるなど経済的なリスクが高い点に注意が必要です。

所得が増えるほど税負担も増えるため、年収アップだけで資産を構築するのは簡単ではありません。そこで、資産運用によってお金がお金を生み出す仕組みを作り、節税によって出費を最小限にする方法を検討できます。具体的には「NISA」「iDeCo」のような制度を活用できるでしょう。

株式会社スタジオテイルの調査結果から、年収1500万円の大半の方は満足していることが分かりました。ただし、年収1000万円超でも22％の方は何らかの不満を抱いていることから、年収1500万円で満足していなくても不思議ではありません。

さらに収入アップを目指したい方は、経験やノウハウを生かして起業したり、余剰資金を運用に回したりできるかもしれません。ただしそれぞれにリスクもあるため、よく検討したうえで実践してみるとよいでしょう。

執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー