中井卓大所属のRマハダオンダ 主将がスペイン連盟処分に不満「不当な制裁だ」

マハダオンダのシェイク・サール(ロイター)

MF中井卓大がプレーする同3部ラヨ・マハダオンダが、スペイン連盟(RFEF)の決定を批判している。

Rマハダオンダのセネガル人GKシェイク・サールは、敵地に乗り込んだ3月30日のセスタオ戦で、一部セスタオサポーターから人種差別的な言葉を浴びて激高し、スタンドに乗り込んでの当該サポーターと口論。サールは退場処分となったが、チームメートはそのままピッチから去り、試合をボイコットした。

その後、RFEFは3日に、この試合における処分を発表。サールは、2試合の出場停止となり、Rマハダオンダのセスタオ戦は0―3の没収試合となった上に、勝ち点マイナス3と罰金が科された。人種差別を受けたとはいえ、サールはサポーターと直接口論をしてしまったことを重く見られたようだ。

スペインメディア「セール・デポルティボ」によると、RマハダオンダのDFホルヘ・カサド主将は、処分について「我々にとっては不当な制裁だと思う。シェイクは、4~8の出場停止だったところが、2試合になったとはいえ、彼がまるで有罪かのようだ」と納得していない。セスタオ側には、2試合の無観客試合と罰金が科されたが「どうやら違反者は罰せられないようだ」と軽すぎるとの認識だ。

Rマハダオンダは、処分を受けて3日に声明を発表。サールに対する処分を受け入れる一方で、チームに対する制裁に関しては控訴を検討するとした。

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