台湾地震、死者12人・十数人なお行方不明 捜索活動続く

Fabian Hamacher Joyce Zhou

[花蓮(台湾) 5日 ロイター] - 3日に台湾東部沖で起きた地震による死者は2人増えて12人となった。十数人が行方不明となっており、土砂崩れや落石の危険の中で5日も捜索が行われた。

現地では一晩で約50回の余震があり、台北でも揺れが感じられた。救援隊によると国立公園内のホテルに閉じ込められた約400人は無事で、ヘリコプターで負傷者を輸送し物資を運び入れている。

捜索チームのリーダーは「雨が落石や地滑りの危険性を高める。これが現在の最大の課題だ」とし「これらの要因は予測不可能なため、捜索・救助活動に必要な日数を確認することはできない」と語った。

台湾の消防当局は山中で2人の遺体が発見されたと発表した。行方不明者は18人で、うち3人はオーストラリアとカナダ国籍という。

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