きょう5日(金)は関東など寒の戻りとなっている所があるが、週末は気温が上がり、寒さが解消されそうだ。特にあさって7日(日)は各地で初夏の陽気となり、6月並みになる所もある見込み。天気は日中は晴れ間のでる所が多いが、変わりやすい空模様となりそうだ。

■気温上向き　関東の寒さも解消へ

　きょうは停滞する前線の影響で、南西諸島や東・西日本の太平洋側で曇りや雨のスッキリしない天気となっている。気温もきのうより大幅に低い所があり、東京都心では正午の気温が9.4℃と、真冬のような寒さとなった。ただ、週末は各地で気温が上がり、寒さは解消される見通し。

　特にあさって7日(日)は北日本でも20℃を超える見込みで、青森では6月上旬並みの暖かさとなりそうだ。東京の予想最高気温は、あす16℃、あさって21℃と右肩上がりで、春の暖かさが戻ってくる。寒暖差が大きくなるため、服装選びや体調管理に注意が必要だ。

■お花見は空模様の変化に注意

　週末も前線は南の海上に停滞するため、沖縄や奄美、九州南部では曇りや雨とスッキリしない天気となりそうだ。その他は高気圧の通り道となるため、晴れ間のでる所が多い見込み。ただ、高気圧と高気圧の間に入ると湿った空気が流れ込むため、太平洋側の天気は変わりやすくなりそうだ。

　曇りマークの所でも日中は晴れ間がありそうだが、今の所、朝晩を中心に雨が降る所もがある見込み。関東から西の地域では桜が満開や見頃を迎えている所が多くなっている。今週末はお花見のベストタイミングとなるが、空模様の変化には気を付けて、折り畳み傘を準備しておきたい。

（気象予報士・多胡安那）