小池百合子都知事が5日会見し、衆院東京15区補選(16日告示、28日投開票)にファーストの会が擁立する作家の乙武洋匡氏に対し、公明党が支援に難色を示していることに言及した。
ファーストの会が乙武氏を擁立することに自民党は推薦する方針を固めたが、公明党の佐藤茂樹国対委員長は2016年に噴出した女性スキャンダルを念頭に「他党が女性候補を擁立しているのに大手を振って応援できるのか」と推薦はおろか、支援に消極的な姿勢を見せている。
公明党の対応について、小池氏は「8年前のことは本人、心から反省しているということと逆にいえば、再チャレンジで厳しい中で発言、政策提言などもされていることを積極的に受け止めていただけるものと思っている」と指摘。支援に向けて、再考を促した格好だ。