リヴァプールのユルゲン・クロップ監督が、シェフィールド・ユナイテッド戦における自身のお気に入りのゴールについて言及した。
現地時間4月4日に行われたプレミアリーグ第31節で、リヴァプールは本拠地『アンフィールド』でシェフィールド・Uと対戦。一時同点に追いつかれて冷や汗をかいたものの、最終的には3-1で最下位チームを下して首位の座を守った。
リヴァプールの地元紙『リヴァプール・エコー』は、シェフィールド・U戦後の記者会見に臨んだクロップ監督のコメントを紹介。同試合で生まれた3ゴールの中で、ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスが決めた先制弾を「これまでで最も好きなゴールの一つ」と評した。
前半17分、ヌニェスはボールを保持していたクロアチア代表GKイヴォ・グルビッチに猛然とプレスをかける。すると、グルビッチが前線に送ろうとしたロングボールが詰めたヌニェスに当たり、そのままゴールイン。リヴァプールの先制につながった。
だが、この試合で最も注目を集めたのは、1-1で迎えた76分にアルゼンチン代表MFアレクシス・マクアリスターが決めたゴールだろう。欠場した日本代表MF遠藤航に代わって中盤アンカーポジションを任された“背番号10”は、目の前にルーズボールがこぼれてくるとペナルティエリア中央外から右足を一閃。アウトにかかった弾丸シュートがゴール右上隅に突き刺さり、勝ち越しゴールとなった。
マクアリスターの鮮烈弾に称賛が相次ぐなか、クロップ監督は綺麗なゴールとは言えないヌニェスのゴールにより価値を感じているようだ。
「いつも5-0で勝てたらいいけど、現実的にそれは難しい。(ヌニェスについて)ストライカーには時々ああいったゴールが必要だと思うし、我々は相手にプレッシャーをかけ続けるよう努めている。それができるのは素晴らしいことだよ」
マクアリスターの勝ち越し弾も「ワンダーゴール」と称えたクロップ監督だったが、泥臭くプレスをかけた結果として生まれたヌニェスのゴールには、特に感じ入るものがあったようだ。